2017年1月号
お掃除って気持ちいい!
before after は、今回はお休みです
お掃除のポイント
感染注意!
冬になると多くなるのがノロウイルスによる感染症。冬期の感染率が高く、11月から2月の感染者が全体の70%を占めています。特にこれからの季節、厳重警戒が必要です。また、対策を理解した上で清掃する必要があります。
嘔吐物など疑いのあるものの清掃の時は・・・
準備が肝心。必要な道具はすべてそろえ、あとで汚れた手で取りに行かないようにします。
汚染物を捨てるゴミ袋はバケツに広げて掛けておき、できれば二重にします。あとで結ぶところが汚れないように内側に折り込んでおきます。
ペーパータオル、消毒液、ぬれ拭き用タオル、使い捨て手袋、マスク、必要なブラシ類などをそろえておきます。使う道具は可能な限り捨てられるものを選んでください。再利用する場合は消毒します。
使い捨てのガウンがあればよいのですが、たいていは持っていません。問題は図のようにヒザなどが付いてしまうことです。きれいなビニールなどを敷いて、汚れた床に直接触れないようにします。
汚染物だけを対処しようとしてはなりません。汚染物のまわりはウイルスが飛び散っている可能性が高いのです。
作業は慎重に。そっと回収し、ゴミ袋へ。消毒液をかけ、そっと拭き取ります。次に外側から内側に向かって消毒拭き取りを繰り返していきます。最後に水拭きして仕上げます。
後始末
使ったものは素手で触れないように注意して捨てます。ゴミ袋の中に消毒液を入れ、ウイルスが死滅するようにします。折り込んでおいたビニールのフチを戻し、縛って捨てます。
素手で触らなかったとしても、最後には必ず手をよく洗いましょう。
消毒液の作り方のおさらい
2リットルの水にペットボトルのキャップ2杯の
塩素系漂白剤を入れる。
ゴミ袋に入れるものは濃いめにします。
500ccの水にペットボトルのキャップ2杯
上の同じ消毒液を使って、捨てるときに原液をちょっと追加してもいいのかもね。
今月の一言
この時期流行るので定期的に復習します。
風邪やインフルエンザは乾燥時に流行します。適度な加湿を。
ノロは乾燥していても凶暴。粉末にも注意が必要です。アルコールはノロには効きませんのでご注意を。