2012年9月号
お掃除って気持ちいい!
高いところはお好きですか?
ガラスが特徴のビルを空中散歩しながら洗っていきます。
ちょっと怖いけど、気持ちいい!
お掃除のポイント
危険な作業も時にはあります。安全作業を。
労働安全衛生規則では、「2m以上の高所作業の場合、ヘルメットを着用しなければならない」となっています。
ホームセンターなどで普通に購入できますが、いくつか種類があるのをご存じですか?
①飛来、落下物用 飛んできたものや落ちてくるものから、頭部を保護する目的です。いちばん一般的です。災害用のものは降ってくるガラスなどから守るこのタイプです。
②電気用 感電から頭部を保護します。
③墜落時保護用 墜落による衝撃を緩和し、頭部を保護する目的です。右下のように、発泡スチロールの衝撃吸収ライナーが内側に装着されています。
主な目的は上記の3種類です。中に貼ってあるシールに、その製品の目的が表示されています。1つの用途から、3つすべてかなうものまであります。掃除のお仕事ではハシゴや脚立を使って高いところの掃除や電球の交換など、ちょっとバランスを崩すと墜落するような場合があり、危険回避のためにヘルメットを着用します。ですから墜落時保護用が望ましいといえます。一つ注意。ヘルメットには素材の劣化に伴う耐用年数があります。異常が無くても3年ないしは5年で交換する必要があります。中のラベルで製造日が分かるので確認してみましょう。中の装着部分はもっと頻繁に点検し、交換する必要があります。