2010年7月号
お掃除って気持ちいい!
土足仕様のカーペットは計画的なメンテナンスが必要です。布ですから洗濯しないと当然汚れますよね。でもこんなに黒くなっててもきちんと洗うとかなりきれいになります。左側は洗う前、右側は洗ったあとです。
お掃除のポイント
熱中症に注意
掃除はスポーツと同じくらい汗をかきます。水分の採り方を間違えると熱中症の危険が高まりますので注意しましょう。どんな採り方がいいのでしょうか? 登山者の経験を生かしてみましょう。
こんな実験があります。3人に同時に登山をさせますが、水分の採り方に違いをもうけます。
Aさん ”水を飲むと疲れるからだめだ!” と言い、飲ませません。
Bさん ”喉が乾いたら好きなだけ飲んでいいよ” と言い、好きにさせます。
Cさん ”おまえは私の管理下に置く” と言い、時間ごとに少し飲ませます。
さて登山を始めました。誰が頂上まで行かれたでしょうか。
面倒なことをやっていたCさんと、Bさんが到達しました。しかし、Cさんは余裕でまだまだ行けると言うのに対し、Bさんは今にもリタイヤしそうです。当然Aさんは真っ先にリタイヤです。
ここに水分の採り方のコツがあります。Cさんがやっていたのは、「時間ごとに体重を量り、減った分だけ飲む」というものでした。こうすると、体内の水分量がいつも一定に保たれ、汗の分泌や体液循環が滞りなくできて、熱中症や疲れを防ぐことができるのです。体重計を持ち歩くわけにはいきませんからこまめに少しずつ水分補給することを意識すると良いでしょう。
喉が乾いたらでもいいのではと思うかもしれませんが、体液減少と喉の渇きにはタイムラグがあります。乾きを感じたときには既に足りない状態になっている場合もあるのです。また、飲んでもすぐに吸収されるわけではありません。
それともう一つ。汗をかく行動をする前に十分水分を取っておきましょう。起きたときにも寝ている間に失われたであろう水分の補給をしておきましょう。はじめから足りないのでは補給が追いつきませんからね。